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ハンドルノブについて

お客様よりハンドルノブについてのご質問が多くなってきました。

ハンドルノブはリールとユーザーの接点であり、一番よく触る部分です。

したがって、汚れや劣化も激しく、ちぎれてしまっているものやベタベタ、ぶよぶよ

になっているものをたまに見かけます。

Selffishでは改造をしないため、カスタムメーカーさんの優れた製品に対する

知識や経験値があまりありません。

通常は基本的にどのようなロケーションでも十分に対応できる純正のハンドルノブ

で十分だと思いますが、すべてにおいて90点であるため、100点を目指すユーザー

にはもう一歩先へという思いはあるかもしれません。

そこで、カスタムハンドルノブの登場ですが、純正以外のハンドルノブを選ぶときに

指標となるのは、形状と材質だと思います。

リールをどのような釣りに使い、どのようなメソッドで使うのかによって、ある程度

適した形状や材質が決まってきます。

非常に感度の良い金属質(アルミ・チタンなど)のものから、当りの優しいコルクなど

木製のもの、軽量なEVAのものなどいろいろな材質のものがあります。

また形状も純正の人間工学に基づく握りやすい形状のものから、薄く指でつまむような

感覚のもの、ラウンド型のがっちり握れてゴリ巻き上等な感じのものなどさまざまです。

このようなファクターからハンドルノブを絞り、最後に精神面において極めて重要なカラ

ーを選んでいきます。

続きは次回です。

オイル(MBO)の威力

今日の分解メンテナンスにオールドアブがありました。

古いものですので、錆びや腐食による固着が当然のようにあり、

ネジも本来の耐久性を失って折れやすくなっています。

まるでドライバーが効かないようなネジばかりです。

さて、ここで無理をすると、ネジが折れて大変なことになりますので、

何とか傷をつけずに取り外していきたいところです。

このような状況でSelffishオリジナル製品のミニチュアベアリング用オイル

MBOが力を発揮します。

固着しているネジの周りにシリンジで少量塗布します。

ドライバーをセットして軽くトントンとドライバーの尻を叩きます。

10回くらい軽く叩いたら、5分くらい待ちます。

・・・・5分経過・・・・

ドライバーでグッ、グッ、グッ、と断続的に力をかけてみます。

不思議です。

あれほど固く、動かなかったネジが簡単に回ります。

MB0は非常に浸透性が高いため、わずかな隙間にも入り込み、

錆びや腐食でびくともしなかったネジが、いとも簡単に取れます。

浸透性の高いオイルの威力を実感しました。

そして再び固着しないようネジにグリスを塗布して組み上げます。

これでもう大丈夫です。

ネジが取れなくて困ったときに思い出してください。

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ハンドルが何となく重くなった・・・気がする・・・

今日もまた驚きがありました。

小型スピニングリールのお客様です。

何となくハンドル回転に違和感を感じる。重たくなったと思う。

とのことでメンテナンス開始。

実はメーカーにも同じ内容でメンテナンスを依頼し、正常の範囲内との

ことで異常なしと診断されたリールでした。

現状確認では恥ずかしながら私も全く感知できませんでした。

原因を探るべく全パーツを確認し、一つずつ組み上げながら動作をチェック。

少しでも違和感を感じたら徹底的にそのパーツを調べるという方法で、

作業を進めました。

すると、スプールを上下させるためのクロスギヤ(ウォームシャフト)の回転が

少しぎこちない感じがしたので、隅々まで拡大鏡で点検しました。

出てきました。

ウォームシャフトを押さえるパーツが肉眼では判別できないレベルで変形

しており、きちんとネジを締めたときだけ少し抵抗になっていました。

調整をして正常な回転に戻ったのですが、ユーザーの方の感知力には

つくづく驚かされました。

まるで自分の身体のように、医師でも気づかないわずかな異変に気付くのは

やっぱりユーザーさんなんだなと改めて感心しました。

おや?と思ったことはできるだけ作業前に教えてもらえると、サプライズがあって

嬉しいです。

IMG_1404.jpg


ハンドルが動かない・・・

今回の修理は、バス用ベイトリール「TOY-MACHINE」のハンドルが

引っ掛かって巻けない状態になっているという症状です。

これはメンテナンスではなく修理の範疇に入る内容で、

パーツの交換が必要になるケースです。

ベイトリールはほとんどのものがハンドルを逆転することができないように

なっているため、何かの原因でハンドルが引っ掛かって巻けない状態に

なったとしても、無理やり回しきるしかありません。

したがって、大抵原因となっているパーツは削れて破損します。

今回の原因はレベルワインド部のギヤの小傷でした。

そこから引っ掛かりはじめ、最終的にはギヤの溝を乗り越えて

破損していました。

最初の原因は砂利であったりライン絡みであったり、ちょっとしたこと

なのですが、一度引っ掛かり、小傷がつくと、そこからは一気に

引っ掛かりがひどくなり、最後にはギヤの溝を乗り越えてしまいます。

やはり日頃から汚れを溜めないようにしないと危ない箇所です。

今回はメーカーさんにパーツ在庫がありましたので、パーツ交換で

良好な状態になりましたが、在庫がないようなオールド系リールなどは

充分な注意が必要です。

さっきまで元気だったリールが突然使えなくなる不具合ですので、

もしハンドルに引っ掛かりがあった場合、ハンドルを回さず、

ラインを手で回収して、分解メンテナンスを依頼してください。

無理やり回したら、被害は拡大します。ご注意を。



パーフェクトメンテナンス対応機種について

最近ご質問が多い、作業できない機種についてです。

Selffishでは、完全分解清掃メンテナンスできない機種を定めております。

パーツの供給がないメーカーの製品や主要部のパーツ販売をしていない機種について

は、完全分解清掃を行っていません。

ダイワ製スピニングリールでデジギヤ搭載あるいはマグシールド搭載の機種については、

現在パーフェクトメンテナンス対象外とし、汚れやすいローターより上部分の清掃および

メンテナンスをスマートメンテナンス料金で行っております。

本体を分解しないため、ハンドル回転時のゴリゴリ感やシャラシャラというノイズの解消は

できませんので、その場合はメーカーにご依頼ください。

他にも一部メーカーのものは作業できないことがありますので、事前に機種名をご連絡

のうえお申し込みをお願いいたします。


ハンドルの回転が・・・

最近多いのが、海で使う小型両軸リールのハンドル回転ノイズです。

確かに外見はきれいでよく手入れをされている感じのリールが、

ハンドルを回してみると、ジャラジャラ、ゴリゴリと大きなノイズ。

タイラバやカワハギ、マルイカ、タチウオなど小さな中りを認識できないと

釣果に差が出る釣りでは、このノイズは致命的です。

多くの場合、ベアリングが2~3個くらいダメになっています。

それを交換すればかなりすっきりとスムーズな巻き心地になります。

この手のリールは軽量化のためか、内部に塩にやられやすいメッキパーツが数多く

使われており、分解してみると主要パーツが腐食して崩壊していることがあります。

定期的に分解メンテナンスし、100時間釣行程度は耐えるようグリスで保護する

必要があるリールです。

それから日頃のお手入れでも海水分を内部にできるだけ入れない工夫が

大切だと思います。

大切なリールを1日でも長く、最高のコンディションで使えるようにするために。

リールの色分け

ボートでバス釣りをしているお客様からこんなご質問がありました。

複数の同じリールを使っているため、どのリールにどんなラインを巻いたか

一目でわかるようにしたいのですが・・・とのことです。

トーナメントプロはバスボートに10セット以上のタックルを用意して戦います。

確かにパッと見ただけでは、どのリールにどのラインを巻いたか分かりません。

某有名トッププロはロッドのグリップ部コルクにアクション、テーパーなどをマジックで

書いていました。

リールも16LBなどのシールを貼っているのをよく目にします。

しかし目立たないところに貼る上にシール自体が同じようなものであるため

凝視しないと判別できませんね。

私はトーナメントに出ていたころは、リールのパーツに色を付けていました。

10セット以上ボートに乗せていても、色である程度タックルの特徴が分かるように

していました。

あるパーツにちょっとだけ色づけされたリールは、一目で何用かわかり、

瞬時に的確なタックルを手に取ることができました。

オリジナル感もアップして感じの良い方法だと思います。

毎回の釣行がちょっと楽しくなりますので、是非お試しください。

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電動リールの分解メンテナンス

電動リールについてこんなご質問がありました。

ハンドルが重たくなった感じがするが、このまま使っていて大丈夫か?

電動リールについては、セルフメンテナンスでご紹介したとおり、

工具を使わずに取り外せる部分がほとんどないので、

内部の状態は簡単に見ることができません。

したがって、ハンドルがちょっと重くなったなどユーザーの方だけが

感じ取る微妙な違和感が不具合発見の糸口になります。

まず電動リールはどのメーカーさんのものでも、かなり厳重に防水を

考慮して設計されているにも関わらず、内部のベアリングが錆びている

ケースが多く、完全に回転していないベアリングが2つ3つあります。

例えばスプール軸のベアリングが錆びて回転していない場合、

非常に高速回転で金属同士が摩擦しますので、熱が発生します。

早めに気づけば大丈夫なのですが、しばらく気づかないと、

金属パーツの周りにあるプラスチックパーツが溶けています。

こうなると修理費が高額になってくるか、最悪の場合修理不能です。

電動リールには、モーターがついていますので、ハンドルを回すと

モーターも回り、その抵抗でなかなか違和感に気づきにくいです。

はやり一番リールに接する機会が多く、熟知しているユーザーだけが

感じ取ることのできる違和感になってきます。

たまにリールをじっくり観察してあげて、正常な状態がどのような感じか

把握しておくと故障前の兆しを見逃しません。

あるいは定期的(使用時間カウントで)に分解メンテナンスを実施すると

安心です。

おや?と感じたら分解メンテナンスでチェックしてもらってください。

DSCN88852.jpg



リールの状態・・・?

今日のご質問は、

「自分のリールが一体どういう状態なのか分からない。

分解して中を見ることができないので不安です。

何かメンテナンスのタイミングが分かる良い方法は?」

とのことです。

なるほど、確かに壊れて不具合が出れば分かりますが、

その前にメンテナンスとなるとタイミングは難しいかもしれません。

一番正確なのは、ユーザーの方が感じる違和感です。

例えばいつものように狙ったところにキャストできないとか、

ハンドルが何となく重たい、乾いた感じがする、などです。

しかしこれも時間をかけて徐々に変化していくので、気づきにくいです。

次に正確なのは汚れです。

外装の汚れと内部のグリス劣化はおおよそリンクしています。

普段あまり掃除できない場所をよく観察してみてください。

たとえばレベルワインド部の汚れです。

DSCN9832.jpg


定期的にメンテナンスしているリールのレベルワインド部の奥側フレームです。

ぱっと見はきれいで、あまり使まれていない感じすらしましたが、

分解してみるとこんな感じです。

やはりクロスギヤやドライブギヤも汚れとグリスの劣化が進み、

要メンテナンス状態でした。

あれっ?汚れているなと感じたら、いつも通りキャストが決まっているか

など確認してみてください。

以前と違うフィーリングであると感じたら、メンテナンスに出してみてください。

きっと見違えるように元気になって帰ってきます。

DSCN9835.jpg




どんなメンテナンス?

今日はお客様よりこんなご質問がありました。

「Selffishさんのメンテナンスの特徴を教えてください。」

Selffishのメンテナンスに対する基本スタンスは、HPでもご案内のとおり、

「新品の状態を理想として、少しでそれに近づけていく」というものです。

したがって、改造については積極的にはお勧めしていません。

お客様がご用意されたカスタムパーツをメンテナンス作業の中で取り付ける

といった程度です。

私のメンテナンス方法の根底にあるのは、これまで見させていただいた20,000台を

超えるリールから得た経験です。

ギヤ比が8のリールを作るにはドライブギヤの歯数は何枚が適当かといった

機械工学理論上のことよりも、ドライブギヤの歯がどのくらい摩耗するとどのような

ゴリ感が出るのか、とかキックレバーがどのくらい削れるとクラッチがどのくらいの

頻度で戻らなくなるのかの方が私にとっては重要事項です。

そんなスタンスで各パーツを清掃しながらパーツが発する違和感を感じとりながら

作業しています。

昔家電の修理専門の方からお聞きしたことですが、故障の9割は汚れだそうです。

リールも同様、汚れが原因の不具合が大多数だと思います。

だからまずはきれいにします。

泥だらけの子供が目の前にいたら、それが誰の子であっても、お風呂に入れて

あげたくなるような心境です。

各パーツをきれいにしながら、摩耗の具合、ヒビ割れ、動作の確認を行っています。

メニューや作業内容はHP掲載の通りですが、基本的な考え方、作業の仕方は

このような感じです。

そうぞ宜しくお願いいたします。




Appendix

プロフィール

Selffish

Author:Selffish
「Selffish(セルフィッシュ)」とは、

Self(自分の)+ Fish(魚)を釣るという意味...と、

それをみんなと同じようにではなく、Selfish(自分流に)楽しむという意味...を合わせ持つ言葉として作りました。

よろしければご一緒に自分流を楽しみませんか?

「本気」で「遊んでいる人」は、きっと昨日と今日の違いを知っています。

クオリティに「こだわり」を持った楽しみをご紹介できるように活動してまいります!


ホームページ
http://selffish.jp/

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